税理士を探している経営者「税理士を探しているけれど良い税理士を見つけるにはどうしたらいいのだろう?悪質な税理士を見分けるためにはどうしたらいいのだろう?」

こういった疑問にお答えします。

この記事を書いている私は会計事務所の経営者でこれまで多くの税理士変更のお客様と面談した経験があり、税理士に対する不満の声を多数お伺いしています。

「悪質な税理士を見分けるにはどうしたらいいか」と質問を受けることが多いので記事にしてみました。

税理士と顧問契約をしたら後は全てお任せと思いがちですが、よくある税理士とのトラブルを知ることで税理士選びの参考にしてみて下さい。

税理士とコミュニケーションを取れない

税理士に限らず士業の先生に関するご相談でよく聞く話がコミュニケーションが上手く取れないという点です。

先日もある顧問先から社労士の先生と上手くコミュニケーションが取れないので間に入ってほしいと相談を受けました。話を聞いてみると、退職日は合っているか、税金の発生しない範囲内で退職金を出したい、書類に不備がないか確認したほしいなど一般的な内容を社労士の先生に確認のメールを送ったところ、返信メールの文章が理解しにくい文章で書かれていたり、肝心の役所に提出書類に間違えがありました。

これは税理士にも同じことが言えます。顧問先がした質問に対して明瞭な回答をしなかったり、そもそもの回答が何日も後になったという話をあります。私は特に意志の疎通ができていないことが問題だと思っており、この意志の疎通が税理士とできていないと相談内容の話が噛み合わないなど不利益がありますので、極端に合わない場合は税理士変更も検討するのも選択肢です。

資料の紛失がある

これも良く聞く話ですが、会計事務所に預けていた領収書や帳簿などの資料を失くされたり、顧問契約を解除しても預けていた過年度の資料を返却してくれないという内容です。

実際に顧問先であった話ですが、毎月来社することになっていた税理士があるときまったく来なくなり、携帯電話に連絡をしても返信がないので当事務所に契約を変更した会社がありました。その後何回も連絡したのですが返信がなく、顧問先には過年度の申告書控えや総勘定元帳がないだけでなく進行年度の領収書や通帳コピーもなく困っている状況です。

このような状況を防ぐためにも、日頃から税理士とコミュニケーションをとるのはもちろんのこと、なるべく税理士には原始資料は預けない、預けたとしてもなるべく早めに返却してもらう、決算書は申告が完了したら必ずもらうようにするようにしましょう。

申告書に間違えが多い

税理士の立場から言うのは恐縮ですが、税理士変更に当たって前の会計事務所が作成した申告書を拝見すると、従業員に任せっきりで所長税理士がチェックをしていないせいか、ぱっと見れば分かるレベルで間違えが多数あるケースが多いです。

実際にあった例だと、社長の名前が間違えている、書かなければいけない箇所に数字が入っていない、添付されていなければいけない書類が添付されていないなど、難しい税法の知識がない人でも分かるようなミスが多発しているケースがあります。

ニーズに合った税理士を選ぶのも重要

税理士を選ぶにあたっては悪質な税理士を見分けるのも重要ですが、それ以前に自社のニーズにあった税理士を選ぶのも重要だと思います。

例えば、資金繰りは厳しいのでなるべく顧問料が低価格な税理士を選びたいと思っているのに、毎月の巡回監査が必須の会計事務所を選んでしまうと、確かに会計帳簿を細かい部分まで監査してもらえるかも知れませんが、サービス内容に見合った費用が発生してしまうの本末転倒です。

また自社には経理担当者がいないので記帳代行も含めて依頼したいと思っていたのに、その税理士は顧問料が安い代わりに記帳代行を一切引き受けていない場合には、せっかく税理士と顧問契約したのに自分で会計ソフトに入力しないといけないので事務負担はまったく減らないことになってしまいます。

確かに悪質な税理士を見分けることも重要ですが、このようにニーズに合わない税理士を選んでしまうと自社の問題点は何も解決しないので、まずは自社のニーズに合う税理士選んだ上で、その税理士とコミュニケーションが取れるかなど見極めるようにしましょう。