会社に勤めている人でも、仕事上必要なものを購入する場合に、自分で立て替えてお金を支払うこともあるでしょう。そういったときは、後から経費として計上するために領収書を発行してもらいます。

しかし、財布の中やポケットに入れておいた領収書を紛失してしまった経験はないでしょうか。また、感熱紙を使用した領収書は、いつの間にか印字が消えてしまっていることもあります。このような場合、領収書の再発行というのは可能なのでしょうか。

領収書の再発行でしない方がいい?

領収書は、病院で診療などサービスを受けたときや、商品を購入した時に発行されます。商品やサービスの受渡の証明となる書類で、請求に応じて発行することが義務づけられています。

事業をする上では、経理として計上するために領収書の添付は不可欠です。しかし、領収書の整理をまとめて行ったりすることも多く、時には紛失してしまうことも少なくありません。

領収書の発行は、法律上義務付けられているものですが、再発行に関しては義務がありません。これは、再発行による二重計上や、経費の水増し請求を避けるという目的のためです。つまり領収書の紛失は、原則として再発行は難しいと覚えておいた方がいいでしょう。

紛失した経緯を説明し、納得してもらえたときには再発行をしてもらえるケースもありますが、その場合も再発行であるということがわかるような記載をされることが一般的です。また、領収書を汚してしまった場合は、汚れた領収書と引き換えに再発行が出来ることもあるので聞いてみるといいでしょう。

ただし、仕事の取引先との領収書を紛失してしまった場合は、再発行を依頼することは失礼にあたるので避けた方がいいとされています。

領収書を紛失したらどうしたらいい?

では領収書を紛失してしまったときは、あきらめるしかないのでしょうか。実は領収書がなくても、経費の処理をすることは可能です。

支払先・金額・支払の内容などをメモに控えておいて、それに基づいて出金伝票などの経理処理をすることが出来るのです。もし仮に、税務調査が入って領収書の有無を確認された場合でも、直ちに経費として認められないというわけではありません。

領収書の紛失がたくさんある場合や、不自然な支出が疑われる場合などでは否認されることもありますが、そうでないのなら過度に心配する必要はないのです。

領収書を紛失してしまったと経費に計上することをあきらめるのではなく、まずはメモに残して経費の処理が出来るか相談してみるといいでしょう。